午後からの講義の様子です。
講義4 「RSTに関わる各領域の視点から-理学療法士の立場から-」
聖隷三方原病院リハビリテーション部理学療法士 夏井 一生 先生

理学療法の実際および、RST内での理学療法士に求められる役割や姿勢について講義をされました。
①呼吸理学療法を行う前に『介入適応であるか、適応外かの症例ごとの見極め』評価が重要であること
②高いレベルの呼吸理学療法が出来る人を増やすのではなく、「いつでも」「同じレベルで」「安全に」行える手技を看護にも伝えていくのが、『継続』した呼吸理学療法を患者に提供できる手段であり、RSTにおける理学療法士の役割でもあること
特に上記2つの内容が印象的に残る講義でした。
講義5
「呼吸ケアチームを動かすためのスキル-コンサルテーションにおけるサジェスチョン-」
講義6
「RSTに関わる各領域の視点から-専門看護師の立場から- 事例展開:がん患者の呼吸困難」
特定医療法人岡波総合病院がん看護専門看護師 中 広子 先生

講義5はコンサルテーションの基本、コンサルテーションのプロセス、コンサルテーションに必要なスキルについての内容でした。
RSTの中でコンサルテーションのスキルは必要なものになっています。中先生の事例を交えて、私たちは実際に病院内でどのようにコンサルタントするべきか、改めて考えさせられる講義となりました。
講義6はがん患者の呼吸困難について事例検討でした。
呼吸困難緩和のアルゴリズムや呼吸困難の評価方法などの説明の後、実際にあった事例を基に看護展開について講義されました。
資料の中にある「トータルペインの情報整理シート」はとても使いやすいシートでした。それらをもとに情報を収集し、トータル的なケアができるようになっております。各施設での活用も可能です。
会員向け特別講義「SBT(Spontaneous Breathing Trial)のエビデンスとプロトコル」東京女子医科大学麻酔科学教室 小谷 透 先生

認定士会総会のあと、会員限定の特別講義で東京女子医科大学の小谷先生の講義を行いました。
「人工呼吸からの離脱手順を見直そう」ということでデータや文献からの豊富なエビデンスを解説されました。その次に症例提示がありました。先生から症例について、「人工呼吸からの離脱は可能なのか?」その時期や判断基準など会場内の参加者への問いかけもあり、相互に考えることのできる講義でした。
今年から演習形式の勉強会から講義形式のセミナーとして構成いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
RSTを立ち上げている施設、これから立ち上げようとしている施設といろいろですが、このセミナーが少しでもお役に立てるようにと願ってやみません。
当会初の大きな会場でのセミナー開催で、慣れないことも多く、受講者の皆さまにはご迷惑をおかけしたところもありました。この場をお借りしてお詫び申し上げます。
これらの反省や皆様のご意見を取り入れながら、これからも、呼吸ケアの情報の場として、会の運営を行っていきたいと思います。
今後ともよろしくお願い致します。
広報: 佐藤